ー野田町青年団ー

(07/6/3 青年団新団員歓迎BBQより)


野田町青年団
構成; 野田町民の年齢帯16歳〜22歳。町内、町外、学生、社会人、いろいろ混ざってます。
人口 ; 約20人(野田町の人口の100分の1。岸和田市の人口の10000分の1。)
祭礼行事 ; 旧市だんじり祭り参加に向けて祭礼を見学中…。

上の写真はBBQの様子です、写真の中に団長・副団長・会計・書記がいます。


「野田町青年団の役割」

僕達が野田町青年団を結成するきっかけとなったことは、岸和田と聞いて御察しの通り「だんじり祭り」です。
これは地域性なのでしょうが、岸和田周辺の泉州地域一帯では青年団というと現実的には祭礼団体の一種です。(少なからず例外もありますが。)


そんな野田町青年団の最終目標は、他の青年団の例に漏れずだんじり祭りに参加することなのです。ですが、ただ単にだんじり祭りに参加するということなら個人的に他の町の祭礼団体に入れば参加できるということは団員が皆理解していることです。
そうでないからこそ、青年団が結成されました。
だんじりというキーワードを持ち出すと勘違いされやすいですが、綱を引っ張ることが一番大きな目標ではないのです。
だんじり特有の求心力こそが、現代社会では失われつつある地域社会の人の強い結びつきを得るために必要なのではないかと考えているのです。
身近な祭りに触れることで、あのような人の強い結束力が自分たちの生まれ育った野田町にもあれば良いな、そう考えることは自然な流れだと思います。
このような考えから 、僕達の活動は始まりました。

単純に言うと、今の野田町にはそういう人の強いつながりというものは一部でしか存在しません。
野田町において小学校を卒業してからの青少年の町内での活動団体は実質的にはなく、現時点での僕たち横の世代どうしの繋がりというのも「野田町青年団」が無ければ途切れていたものでした。
団員の中には元々野田町に住んでいたが、引越しをして現住所は違うものもいます。

そんな、一度は野田町を離れた人も帰ってきて一緒に活動していることを考えると、現在の僕たちの関係も実は「だんじりの求心力」によってもたらされているということだと気づくことができます。野田町回帰運動。思わぬ「だんじり」の効能ですね。

「青年団を結成」イコール「だんじりが欲しいから」じゃないのか?と町内の方から指摘されることもあるのですが、それは祭りに参加することによってもたらされる人間関係への憧れからなのかもしれません。
形として祭礼に参加することなら各個人で行うこともできますので、それ自体には重点は置かれていません。
言うならば、祭礼参加によりもたらされる副産物こそが、大変意義のあるものであると思います。
それならば「だんじり」でなくても構わないと考えることもできますが、岸和田で伝統文化として根付いていて今や世界にも誇れる「だんじり」の他に何があるのでしょうか?

もちろん、人が集まればいろいろな調整課題も出てくることでしょう。
しかし、それにより得られる地域社会での利点を考えれば、苦労することは特に大きな問題とはならないと考えています。

そういう自分たちの考えを含めて、野田町には「だんじり」というものが必要である、それとも違う方法で町の融和を図っていけるのか、そういう点をこれからも議論していくことが、当面の野田町青年団の役割であると考えています。





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